麗澤大学副学長 小野宏哉(Ono Hiroya):からのメッセージ


小野宏哉先生について


近年、麗澤大学別科日本語研修課程を修了後、継続して同じキャンパス内にある麗澤大学の学部や大学院に進んで、経済学などの勉強を続ける留学生が増えています。そんな留学生たちの間で、鉄板の注目を浴びているのが、麗澤大学副学長として麗澤教育の質の向上に目を配りつつ、経済学部および大学院経済研究科で数多くの先進的な科目を教えられている小野宏哉教授です。

小野副学長は、東京大学理学部物理学科卒業後、同大学大学院において高エネルギー物理学で理学修士を修了。同博士課程で3年間学んで満期修了した後、東京工業大学大学院博士課程に進み、社会工学で工学博士を修得しました。元々「経済学には関心があった」という小野先生ですが、天下の東京大学で物理学の研究中に、日本が経験した二度のオイルショックを契機に、石油不足で混乱する社会に「自分なら貢献できる」という思いを強くし、環境経済学という新しい領域に大きく研究人生の舵を切りました。



知識の果たす役割が変わる


「いま、知識の果たす役割が決定的に変わる時期にきています。インターネットへの自由なアクセスによって、個人が身につけられる知識の世界が爆発的に広がっています。そういう時代に必要なのは、生活をより豊かにする技術力と、人として社会性を身につけ、人間力を豊かにすることではないでしょうか。」

そのような視点で学生たちに温かいまなざしを送る小野宏哉工学博士は環境経済学界の逸材といえる人物です。地道にコツコツと積み重ねてきた知見をもって、普通の人の目には見えない、社会における様々な問題を楽々と数字で解き明かしていきます。小野先生は、いままさにホットな研究領域である環境経済学で、環境勘定のパイオニアとして広く知られた人物なのです。


環境経済学とは


例えば、東京郊外の住宅地。都心の職場で働く何十万もの労働者が一戸建ての住宅をかまえ、子供たちを育み、家族は成長し、やがて老いていきます。どこにでもありそうな風景ですが、何もなかったところにそれらを作り出し、それをさらに経済的に持続可能なものとし、快適で幸福な生活を送れる住環境を維持していくのはなかなかの大事業です。

その一例がゴミ問題。衛生上、ごみはその辺に捨てておくわけにはいきません。迅速に集めて処理しなければなりませんが、処理場は遠くには作れません。同じ自治体の中に作るとなると、当然その立地が問題になります。


そこで活用されるのが、環境経済学です。麗澤大学が広大なキャンパスを構える柏市の清掃工場(南部クリーンセンター)も小野先生の代表的な取り組みの一つです。国立環境研究所を経て麗澤大学へ着任した小野先生は、ゴミ処理場の受け入れコミュニティに清掃工場の生み出すエネルギーを利用した温水プールなど市民が多目的に利用できる公園を併設し、清掃車が行き交う環境を安全なものにする広い歩道をもつ道路網という整備案の策定に環境経済学者として加わりました。その結果、現在の柏市は、立地のコスト・ベネフィット、コスト・エフェクティブネスの数理的解明により計算された、エコロジカルな住環境が実現されたもっとも象徴的なコミュニティの一つとなったわけです。


「非常に多くのステークホルダーがいて、一見、解決が困難に思える環境問題もそれぞれの課題を詳しく検討し、可能な場合には経済的価値に換算し、環境政策を打ち出していけば、すべてのステークホルダーが受け入れ可能な新しい環境を作り出すことができます。資源エネルギーなどの問題も関わる非常に広い学域をもつ環境経済学ですが、大きなやりがいのある分野であると言えます。」


インクルーシブ・ウェルネスの実現


「日本は高度経済成長の経験とそれによっておこる様々な環境問題とを同時に解決してきた、世界的にも数少ない貴重な経験を成し遂げてきた国です。そういった問題を前向きな考え方でどのように解決していくのか。東アジアや東南アジアでこれから必要になる、そういった課題への知見や公平に解決する社会感覚と言ったものを我々は麗澤大学で研究し、学生たちに教えています。インクルーシブ・ウェルネスといった経済的価値、制度的な価値、そして環境的価値といったものを合わせて国家の資産とする考え方、それを学び取りにきてほしい。そういう風に、私は思っています。」


教員紹介


専任: 6名 (非常勤: 12名)


正宗鈴香 教授
別科長
日本語教育センター長
家田章子 准教授
日本語教育センター教務主任
堤 和彦 准教授
中山めぐみ 准教授
小浦方理恵 講師
森沢小百合 講師
                    

麗澤大学教授陣からのメッセージ


中山 理 麗澤大学学長
小野宏哉 麗澤大学副学長
中島真志 教授
経済学部


願書のダウンロード


通年利用できる願書パッケージをダウンロードで配布しています。以下のバナーをクリックして、次のページで必要事項を記入してダウンロードしてください。ここで記入した住所・氏名などの情報が自動的に合格通知書などを送る際に使用するラベルに印刷されますので、氏名と住所は必ず英語で正しく記入してください。正しく記入しないと本学からの連絡が期間内に届かない可能性がありますので、十分に注意してください。(願書と入学案内のセットは英語、日本語および中国語で用意していますので、お好きなセットをダウンロードしてください。)