卒業後の進路


別科はキャリアアップのスタートライン


麗澤大学別科日本語研修課程26回生の黄仙惠(Hwang, Seonhye)さんはアジアをまたにかける新進番組制作者として大活躍しています。NHKにも番組提供する彼女はこれまでに100本以上のドキュメンタリー作品を世に送り出し、日本ケーブルテレビ大賞やスカパー!アワードなど優秀な作品に贈られる賞を数多く受賞している、国際放送番組プロデューサーです。

黄さんは大学卒業後、放送メディアの社会的インパクトの大きさに心を動かされ、韓国のテレビ局に就職しました。彼女の日本語との出会いはこのころのことです。チベットに関する番組の制作にたずさわっていた彼女は、韓国のデータベースにもアメリカのデータベースにもなかったチベットの様々な資料を日本で発見しました。これをきっかけに黄さんは日本に興味を持つようになり、2002年に来日して、麗澤大学別科日本語研修課程に入学しました。

「麗澤の別科は他の日本語学校と違ってやはり大学なので、キャンパスがあって、図書館があって、朝9時から夕方4時まで集中して勉強できる環境があったのがよかったと思います。」黄さんは楽しそうに当時をふりかえります。「それにいろいろな国から、日本語を勉強するという同じ志の仲間が集まってきていて、彼らといろいろなことを話せたのがとても楽しかったですね。どこのごはんがおいしかった、とか日常的なことから、日本人のこういうところがすごいとか、そういう文化的なことまで何でも話せたのがとてもよかったと思います。別科の時の友達とはいまも年賀状とかSNSとかで情報交換してて、みんないまでもいい友達なんです。」

別科を修了後、黄さんは麗澤大学大学院を経て一橋大学大学院社会学研究科に進んで修士号を取得。その後、ソニー系列のソニーコミュニケーションネットワーク株式会社(現、ソニーネットワークコミュニケーション株式会社)に入社して数々の放送番組を制作してきました。

「これから別科を目指す人には、日本語を勉強することも含めて、日本にいること、日本でしかできないいろいろな経験を楽しんでほしいと思います。楽しむ、という気持ちがより多くの学びに結びつくと思いますし、それが友達へのいい刺激にもなると思います。それによって、自分もいい刺激をもらえるんです。」

黄さんは日本での自らのキャリアアップをふりかえり、他の日本語学校や大学でなく、麗澤で始めたことをいまでも「ラッキーだった」と思っている、と言います。いま彼女は2013年に起業した制作会社「SR&Produce株式会社」の代表取締役を務めるかたわら、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科に進み、国際制作番組の制作者の研究をテーマに博士号の取得を目指しています。

                    

協力: 駐日韓国文化院・韓国コンテンツ振興院 Cooperation by Korean Cultural Center / Korea Creative Content Agency

進学

別科日本語研修課程は麗澤大学、麗澤大学大学院またはその他の日本の志望校に進学する学生の支援に力を入れています。これまで95%の学生が志望する大学や大学院への進学を成功させており、麗澤大学以外の主な進学先には実績として東京大学、一橋大学、京都大学、千葉大学、早稲田大学、慶応大学、法政大学などがあります。

ケースI: リン氏

リンさんは中国の大学を卒業後、別科日本語研修課程に1年間在籍しました。彼女の語学学習に対する優れた資質に加え、確かな目的設定、目的達成のための日々の弛まぬ努力により、わずか1年間で大学院で研究を行えるだけの日本語能力を獲得しました。また、この間、日本語学習のみならず、将来の専門研究に備え、専門論文を読み、レポートにまとめる作業を絶え間なく行い、更に、専門研究に必要不可欠な英語学習も欠かしたことはありませんでいた。彼女は別科修了と同時に京都大学大学院に合格し、2年後人間・環境学で修士号を得て帰国しました。その後、2013年に再来日し、京都大学大学院で博士号を取得し、現在は再び中国に帰国して大学で後進育成のため教鞭をとっています。

就職

別科日本語研修課程は母国で高等教育を得て就職している社会人を中心にビジネスで使える日本語力を習得していただくべく実践的な日本語教育にも力を入れています。

ケースII: 唐偉娟氏

香港の大学でビジネスについて勉強し、2008年10月に卒業しました。在学中より、働いていた会社で、2009年8月まで、約1年半、Sales Coordinatorとして働きました。以前より興味があり、少しずつ勉強していた日本語を本格的に勉強するために、2010年4月に、麗澤大学別科日本語研修課程に入学しました。在学中は、初級・中級コースに在籍し、同年12月の日本語能力試験N2に合格しました。

2011年に帰国し、現在は日立の現地法人で働いています。

願書のダウンロード


通年利用できる願書パッケージをダウンロードで配布しています。以下のバナーをクリックして、次のページで必要事項を記入してダウンロードしてください。ここで記入した住所・氏名などの情報が自動的に合格通知書などを送る際に使用するラベルに印刷されますので、氏名と住所は必ず英語で正しく記入してください。正しく記入しないと本学からの連絡が期間内に届かない可能性がありますので、十分に注意してください。(願書と入学案内のセットは英語、日本語および中国語で用意していますので、お好きなセットをダウンロードしてください。)